擁壁工事の開始

エアムーブ住宅の換気システムを支えているさまざまな装置を紹介します。

    ※詳細は、こちら(司コーポレーション株式会社)を参照。
      各装置の仕組みの解説が掲載されています。

“風樹”
 躯体の基礎に設けられた給気口。
下の画像でわかる通り、白色の断熱材でつくられた大型の弁が絶妙なバランスで加工,組付けをされており、わずかな空気の移動で開閉する。

 夏季はこの給気口を開放し、基礎から外気を取り入れます。日中の躯体の壁面や屋根裏は、高気密・高断熱の構造では熱気がこもることになりますが、基礎給気口から取り入れた空気を外壁内を通して棟排気口へと導き、排気します。

 冬季はこの給気口も棟排気口も完全に閉鎖し、高気密・高断熱の躯体を作り上げます。
 
棟排気カバーの “針葉樹”(右画像)
 棟からの排気がスムーズに行われるように、上部に開口部があるが、雨や雪の進入を防ぐための特殊な内部構造をしている。

棟排気口の “涼樹”(下画像2枚)
 冬季は下左画像のように閉めておく。夏季は棟排気のために、下右画像のように排気口を開放する。内部にはクロスフローファンが設けられており、自然換気だけでなく強制排気もできるようになっている。
 
躯体の断熱材に組み込まれる「逆止弁」
 “エアフィン”
 この装置は、断熱材の内側から外側への空気の動きは妨げないが、外側から内側への気流は遮断するという「逆止弁」と呼ばれるもの。エアムーブ住宅では、躯体の断熱材のいたるところに設置されているが、適当に配置されているわけではない。壁内を空気がスムーズに流れる道筋を熟慮して施工されている。

 ※下の画像にマウスカーソルを重ねると、エアフィンが開く様子を見ることができます。