2007年6月30日 ドーム到着,組み立て,設置 待ちに待ったドーム設置日がやってきた。選んだのは、名古屋市のニッシンドーム製・3mドームである。多くの知人が使っていることもあり、信頼性が高いことから迷わずこれに決めた。 梅雨時でありながら、幸い大きく天候がくずれることも無く、風の無い穏やかな状態の中で、作業は順調に進められた。 |
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ドーム到着。早速組み立て作業開始。 名古屋市から遥々、ニッシンドームの方々3名が到着。休憩を取ることも無く、早速組み立て作業に着手。 まずはリング部分から。続いてスリット開口部の骨組みが取り付けられた。極めて手際がよく、たくさんの製品を世に送り出している実績を容易に想像できる。 トラックの荷台には、部品が整然と並べられていた。スリット部のみが組み立てられたまま載せられていた。 |
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ドームパネルの骨組みが取り付けられていく。名古屋の工場で、一度組み立てて細部を確認し、再度分解してから作業現場に持ち込むため、パーツの加工や組み付けにミスが無い。 |
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ドームパネルの取り付け開始。 パネルは“はぜ折り”ではなく、柱とパネルキャップで挟み込んで固定する。隙間は防水シリコンコーキング剤で処理。かなり念入り。 |
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スリットの取り付け。左右に開くためのスリットレールが見える。シャフトはステンレス製。 この後、所用で少し目を離していた間にスリットの取り付けが終わってしまっていた。 |
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いよいよドームの吊り上げ・設置作業。 ドームの組み立てが完了し、スリットの開閉テストも終了。組みあがったドームの内側にワイヤーを掛け、風の様子とバランスを見ながら大型クレーン車で吊り上げる。地上3階の高さまで吊り上げる様は、なかなかの迫力。 |
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ドームが吊り上げられ、ドームが宙吊り状態に。ハラハラ、ドキドキの瞬間。まるで巨大ロボットの頭を取り付けるかのよう。 しかしさすがにプロ。クレーンの操作も非常にスムーズで、何の問題も無く予定の場所に納まった。 |
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観測室に載ったドームを、煽り止めと一体型のキャスターでベースリングに固定していく。ここは現物合わせのような作業。キャスターをドームのリング部に叩き込んでいく。 回転動作を確認した後、水平回転用のモーターを取り付け、コントロールボックス等を配線して、作業の全工程を終了。 |
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ドーム設置作業完了 わずか2時間足らずでドームの設置作業完了。その後、ニッシンドームの方々は、お茶を召し上がったわずかな休憩のみで、そのまま名古屋への帰途に就かれた。 写真はドーム設置完了直後の様子。 |