2階 待機室の床張り

 夏以来中断していた、観測所の内装工事を再開。2階は居住性も重視した書斎のようなスペースにしたいとの考えから、フローリング仕上げにすることにした。2階は、1階とともに、6畳よりもやや広めの床面積がある。
2008年1月2日 2階床張りに着手
 3階の観測室と違って床の高さを確保する必要は無いので、頑丈な大引は省略。ただし、いきなり根太をコンクリートの床面上に渡して床材を施工したのでは、床鳴りを招く心配もあり、また根太がずれないようにしっかりと固定することもできないと考え、根太と同じ部材で大引代わりの枠組みを床下に造った。右写真は、その枠組みの様子を、3階観測室への階段から見たところ。コンクリートの床の上にベタ置きである。
2008年1月3日
    根太および断熱材の施工

 前日の作業で造った大引代わりの枠の上に、右写真のように根太を渡した。そして、床下用の断熱材(スタイロフォーム)を隙間無く敷き詰めた。この部屋で日常的に生活をするわけではないので、効果や実益のほどは定かではない。しかし、冬場にホットカーペット等を使用することも考えると、施工しておいたほうがよいと考えた。
2008年1月5日 床の下地の施工
 3階の観測室と同様のコンパネを床の下地材として使用した。3尺×6尺のものを敷き詰めていくのだが、昇降口の部分や、事前に設置済みの鉄製階段の足の部分など、現物合わせの切り込み加工にやや手間取った。
 下地のコンパネを張り終わったところ。コーススレッドで床下の根太に固定していくのだが、コンパネ下の根太材の位置がわかりにくい。そこで、墨つぼを使って釘打ちの位置をあらかじめ墨打ちしておいた。右の写真でその様子がわかるだろうか?
 写真の右奥の壁面に見える白色の四角形は、右側が100Vコンセント2口,左側は有線LAN。
2008年1月12日
    フローリング材の施工完了

 下地のコンパネの施工を終え、その後約1週間を費やして、フローリング材を施工。ミディアムオーク色の耐クラック性の高い複合フローリング材を採用して施工。
 床面の仕上げ段階でもあり、床材を傷つけないようにフロア釘を打っていく。今回の作業は空気が乾燥した冬場であったが、夏場は湿度が高くなるために床材が膨張する。それを見越して、フローリング材の継ぎ目部分(さね)にハガキ1枚をスペーサーとしてはさみこみ、一定の隙間を確保するようにした。また、下地のコンパネの“墨”を頼りに、フローリング材の平行性を常に確認しながら丁寧な作業を心がけた。
 フローリング材の施工作業完了。念入りに清掃をした後、表面に床用ワックスを塗布。美しい仕上がりになった。
 根太材を二重に施工した勘定になり、コンクリート床面からフローリング床面までの仕上がり厚は、11cm強程度となった。
 この後、書棚の造作や幅木の施工など、室内の造作に移った。