1階 機材保管庫    兼 物置・作業部屋

 観測所の1階は、物置として利用することにしていたが、コンクリートの打ちっ放しのままでは使い勝手もよくないので、一部を残して簡単な床を張り、収納用の棚を造作した。また、工作などの作業場所としても使えるようにした。
 作業は2階待機室の内装造作と並行して進めたので、完了するまでに長期間を要することになった。
2008年5月
 2階待機室ほどの床面の仕上がりは必要ないので、床下の根太を組んだ後は、12mm厚の塗装コンパネを張って仕上げた。幅木などの装飾もすべて省略している。
 
2008年5月22日 階段下の収納棚
 1階から2階への階段下には、主に屋外で使用する天体望遠鏡や架台,三脚,電源などの機器などを収納しておくための棚を造作した。
 箱を積み上げたような形を基本とし、階段下を写真のように区切る形になっている。
 下部の中央に見えるカラーボックスのような部分は、上部の天板を支える柱のような役割をしているが、固定はしておらず、左右に可動である。
 
2008年8月 1階北壁面の収納棚
 続いて造ったのが北壁面の収納棚。天井までの高さをいっぱいに使って製作した。“物置”の棚と割り切って、使用した材料はすべてSPF材で済ませた。特に塗装もしていない。柱には2×4材,棚板と側板には1×4材を使用。棚板受けや補強には2×2材を使用している。また、大き目のものを置きっ放しにするところでもあるので、棚板は固定式とした。各段の間隔は50cmとなっている。奥行きは1×4材で4枚分ある。
 この棚には、キャンプ道具をはじめ、クルマの整備に関わる道具や部品類が置かれている。
2008年9月 1階南西角の収納棚
 この棚には、電動工具をはじめとする大工道具や園芸用品などを収納している。汚れた靴での出入りが多くなると想定されたため、この部分の床面はコンクリート土間のままになっている。
 エンジン刈り払い機や園芸用の支柱などは立てかけたまま。また、園芸用土や肥料なども土間にただ置いてあるだけである。
 棚の構造は、基本的には前述の北壁面の棚と同じ。ただし奥行きを1×4材3枚分に減らしてある。
 この棚を施工するにあたり、天井まで柱を立てたのは南壁面側のみ。北側面の柱は上部を空け、北壁面の収納棚(上の写真も参照)まで一続きの棚板を渡してある。この棚板は長さが4m近くの一続きで、物品を載せた時の強度に不安があったので、写真のように1×4材を梁代わりに2枚渡して補強してある。



 2009年1月現在、1階部分の造作の追加は行っていない。