サイディング・スプリング天文台

1987年4月27日。ナロマイン(Narromine)を発ってクーナバラブラン(Coonabarabran)を目指した我々は、少し脚を延ばしてワランバングル国立公園(Warrumbungle National Park)へと向かった。憧れの『サイディング・スプリング天文台』を訪れるためだ。
ワランバングル国立公園
左写真は、ワランバングル国立公園(Warrumbungle National Park)の光景。空は澄みわたり、どこまでも青い。我々以外に人の気配は無く、突然別世界に来てしまったような錯覚に陥った。周囲には野生のユーカリの木々が立ち並ぶ。
この山の向こうに、目指す『サイディング・スプリング天文台』が……。
     
サイディング・スプリング天文台
飽きるほどの山道をクルマで進み、ようやく天文台に到着。真っ白なメインドームが眩しい。
入口の売店ではちょっとした土産物も販売している。望遠鏡を柄にかたどったティースプーンや、天体写真のポスターなどなど。
左写真は、天文台の主力,3.8m鏡の模型。
館内の見学ルートの途中で屋外に出た。右写真は、3.8m鏡と同スケールで再現された、ミラーの鉄製モデル。本来は何かに使われたのかもしれないが、詳細は不明。この上に載り、我々一行も記念写真を撮影。遠景に深山を望む。ここで眺める星空とは、どれだけの素晴らしさなのだろう……。

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