スターウォッチング in 赤城 2008
が
開催されました
本会では例年、赤城山新坂平駐車場において標記の天体観測会を開催し、
一般市民の方々への天文知識の普及を図っています。
この活動は、天文各誌や新聞社等にも記事として取り上げていただけることもあって、
近郊のアマチュア天文家の観測技術の向上や親睦を深める場にもなっています。
そして本年も、口径40cm反射望遠鏡をはじめとする多数の天体望遠鏡を駆使して、
一般の方々に楽しんでいただけるよう計画し、実施いたしました。
この観望会も、2008年で22回目となりました。
なお、当観望会を開催するにあたり、多数の各種団体,企業,個人等の方々のご協力を頂きました。
この場をお借りして御礼申し上げます。
ご協力いただいた団体は、以下のとおりです。
群馬県教育委員会,富士見村教育委員会,赤城山総合観光案内所,県立ぐんま天文台,
上毛新聞社,群馬テレビ,エフエム群馬,朝日新聞社前橋総局,
CST(コンピューター・システム・テレスコープ),ギガオプト,アストロアーツ,星の手帖社,
サンデンファシリティ梶C木工房WOODY.COSMOS ほか
【写真左】 晴天続きの3日目。日中は秋の青空が気持ちよく広がっていたが、天気予報では、夕方から曇りの予報。それでも会場では、受付・開会前からたくさんの天体望遠鏡が林立し始めた。今回は、アマチュア天文家の現地入りが早くから始まった。 【写真右】 個性的な望遠鏡がたくさん持ち込まれた。 写真右上は、山崎氏による30cm反射望遠鏡2本を使った大型双眼鏡。光軸や眼幅を調節する機構も素晴らしい操作性。見え味も迫力満点であった。 写真右下は、島野氏による、シュミットニュートン鏡筒を利用した写野平坦シュミットカメラ化改造品。市販品のシュミットニュートン鏡筒の補正板を外して延長鏡筒の先に移動させ、斜鏡はスパイダー保持に。鏡筒延長にはステンレス製のゴミ箱を活用。 |
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【左写真】 イベント開始前に、月や木星を観望。なかなかのシーイングの良さに期待が高まるが、次第に薄雲が広がり始め……。 |
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【左写真】 午後7時30分。予定通りに開会。百海会長より開会にあたっての挨拶。 【右写真】 今回のサプライズの一つは、県立ぐんま天文台・台長 古在由秀氏の来場。氏は国立天文台初代台長で、かつて国際天文学連合(IAU)の会長も務めている、超有名人。 なお、氏の著書である「天文台へ行こう」が3冊提供され、ジャンケン大会で勝ち抜いた子どもたち3人に直筆サイン会が行われた。 |
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開会行事終了後、会場にお集まりのお客様を対象に簡単な星座解説を行っている間に、夜空は一面の曇天に。「やっぱり天気予報どおりか……。」 【左写真2枚】 催し物予定の一つ、「シルクロード皆既日食観測報告会」を開始(左写真)。担当は加藤氏と新井浩之氏。中国・西安の街並みの紹介や、現地の人々の姿も織り交ぜられ、臨場感に満ちていた。 【右写真2枚】 恒例になった「豚汁」の無料サービス。今年は例年に無く暖かい夜であったが、準備した百数十人分はあっという間に参加者の胃袋に消えていった。提供は実行委員長・筆者の両親。ちなみに筆者の父親は調理師。すでに82歳である。「豚汁」に舌鼓を打ちながら、日食観測報告に耳を傾ける参加者。 |
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天候の回復を待ちながら、恒例のお楽しみ抽選会&ジャンケン大会。スポンサーの方々から、自作用望遠鏡キットや小型双眼鏡ほか、たくさんの天文グッズがたくさん提供された。ちびっ子だけでなく大人たちも盛り上がった。 そうこうしているうちに、奇跡的にも天候が回復し、満天の星空に。湿度が高く、ややにじんだような星空であったが、たくさんの星雲・星団の姿を観望することができた。「初めて天の川を見た。」と言う声もたくさん。結局このまま晴天が続いてくれた。 |
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夜半過ぎ、一般来場者が帰路についた頃、やや薄雲が出始めたが、それでも多くの天文ファンが赤城山の星空を楽しんでいた。右写真は、大島氏による当日の星空(北天)の様子。 |
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【右写真】 一夜明けて、一般参加者の方々のほとんどが会場を後にした。短い仮眠を終え、仲間たちと、煮込みうどんで腹ごしらえ。 その後、会場周辺のゴミ拾いやトイレの清掃,機材の撤収作業。 気持ちのいい暖かな日差しの中、心地よい寝不足と深い満足感を抱きながら、それぞれの帰途についたスタッフたちであった。 また来年……。 |
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天候が心配された中であるにもかかわらず、たくさんの方々にご参加いただき、会員一同、この上ない充実感を味わうことができました。心より感謝申し上げますとともに、今後も皆様のご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。 また、当観望会を開催するにあたり、各方面でご協力を頂いた関係諸機関,各種団体の方々に、心より御礼申し上げます。 の紹介ページへ |