スターウォッチング in 赤城 2009

開催されました



 本会では例年、赤城山新坂平駐車場において標記の天体観測会を開催し、
一般市民の方々への天文知識の普及を図っています。
この活動は、天文各誌や新聞社等にも記事として取り上げていただけることもあって、
近郊のアマチュア天文家の観測技術の向上や親睦を深める場にもなっています。
 そして本年も、多数の天体望遠鏡を駆使して、
一般の方々に楽しんでいただけるよう計画し、実施いたしました。
この観望会も、2009年で23回目となりました。



なお、当観望会を開催するにあたり、多数の各種団体,企業,個人等の方々のご協力を頂きました。
この場をお借りして御礼申し上げます。
ご協力いただいた団体は、以下のとおりです


群馬県教育委員会,前橋市教育委員会,赤城山総合観光案内所,県立ぐんま天文台,
上毛新聞社,群馬テレビ,エフエム群馬,朝日新聞社前橋総局,
CST
(コンピューター・システム・テレスコープ),ギガオプト,アストロアーツ,星の手帖社,
サンデンファシリティ梶C木工房WOODY.COSMOS ほか

 しばらく秋の晴天が続いていたが、当日は朝から曇り気味の天候。おまけに天気予報では夕方から雨。その予報は見事に当たってしまった。それでも開会予定の19時を少し過ぎた頃から雨は上がり、「もしかしたら晴れるかも…。」と期待しつつ、今年のスターウォッチングの開会を迎えた。写真を見てわかるとおり、雨上がりの霧(雲)の中での開会行事であった。右写真は、開会挨拶をする百海会長。
 
 毎年恒例の“豚汁”を楽しんでいただきながら、天候の回復を待った。日中の曇り空に加え、夕方の雨の影響で、やや冷え込みが強かった。そのためか、“お代わり”が続出。中には7杯も平らげるツワモノも。
 アツアツの豚汁を食べながら、曇り空を恨めしそうに見上げる家族の姿も……。
 
 天候の回復を願いながら、7月22日の皆既日食の観測報告会を実施。
 群馬星の会のメンバーも多数が皆既日食観測に挑んだが、日食当日はあいにくの悪天候で、撮影に成功したのはごく一部の会員のみ。貴重な映像を使っての報告会であった。
 
 天候の回復を待ちながら、恒例のお楽しみ抽選会を実施。スポンサーの方々から、自作望遠鏡キットや小型双眼鏡など、たくさんの天文グッズがたくさん提供された。ちびっ子だけでなく大人たちも大いに盛り上がった。
 そうこうしているうちに、奇跡的にも天候が回復し、満天の星空に。降雨の後のため、透明度も抜群。おまけに低空の雲が前橋市の街明かりに蓋をしてくれたため、滅多に拝めない星空に恵まれることとなった。木星をはじめ、たくさんの星雲・星団の姿を観望することができた。「初めて天の川を見た。」と言う声もたくさん。結局このまま晴天が続いてくれた。
 
 親子連れの一般参加者の多くは、夜半前には帰路につかれた。しかし、大学生や多くの天文ファンはまだまだ赤城山の星空を楽しんでいた。
 今年は開会前の天候が思わしくなく、来場されたお客様の人数は、参加者名簿上で101名(昨年は350名超)。逆に、あのような天候であるにもかかわらず、これだけたくさんのお客様に足を運んでいただけたことに、ただただ感謝である。毎年続けて実施してきた成果であるとも思っている。

 今後も皆様のご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
 また、当観望会を開催するにあたり、各方面でご協力を頂いた関係諸機関,各種団体の方々に、心より御礼申し上げます。
 
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