スターウォッチング in 赤城 2013

開催されました


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 本会では例年、赤城山新坂平駐車場において標記の天体観測会を開催し、
一般市民の方々への天文知識の普及を図っています。
この活動は、天文各誌や新聞社等にも記事として取り上げていただけることもあって、
近郊のアマチュア天文家の観測技術の向上や親睦を深める場にもなっています。
 そして本年も、多数の天体望遠鏡を駆使して、
一般の方々に楽しんでいただけるよう計画し、実施いたしました。
この観望会も、2013年で27回目となりました。



なお、当観望会を開催するにあたり、多数の各種団体,企業,個人等の方々のご協力を頂きました。
この場をお借りして御礼申し上げます。
ご協力いただいた団体は、以下のとおりです


群馬県教育委員会/前橋市教育委員会/赤城山総合観光案内所/県立ぐんま天文台/
上毛新聞社/群馬テレビ/エフエム群馬/朝日新聞社前橋総局/
CST
(コンピューター・システム・テレスコープ)/ギガオプト/サンデンファシリティ/CONTACT/
中村悦子音楽事務所/ホンダドリーム高崎/NPO法人あかぎくらぶ/
かとう心療クリニック/あづまクリニック/藤岡こどもクリニック  ほか

 前日の午前中までの悪天候は、その午後から急速に回復し、当日も朝から快晴に恵まれた。心配なのは、“冬型の気圧配置”になること。それが強まれば、雲が北から上空を覆うようになり、強風の心配も……。
夕方から現地で会場準備に取り掛かったが、
すでに風は強くなり始めていた。天候はまずまずなのだが……。
開会行事のころは……、やはりやや風が強い。今年も百海会長のあいさつで、スターウォッチングin赤城のスタートです。
 上空を絶えず雲が通り過ぎる状況。それでも全く何も見えない状況ではなく、前半は月面の観望を中心に楽しんでいただきました。初めて望遠鏡をのぞくという方々も多く、「すご〜い!!」や「うぉ〜〜ぉ!!」などの歓声があちこちで上がっていました。  
 コンパクトデジカメで撮影した当日の月。さすがに一眼レフカメラによる直焦点撮影に比べると画質は劣るが、お手軽に撮影を楽しめるところがなかなかいい。  
 好評だったのは、コンパクトデジカメやカメラ付き携帯電話、スマートフォンなどを使った、コリメート法による“月の撮影会”。アイピースをカメラにのぞかせて、月の姿を捉え、あとはオートフォーカスでお手軽にパチリ!!月を視野(正しくは液晶画面か)に捉えるのに苦労することもありましたが、うまく写せたときは、皆さん大喜び。以前にも実施したことがありましたが、これはなかなか参加者の気持ちをくすぐるらしいですね。
 観望と撮影が一段落したところで、恒例の“お楽しみプレゼント”の抽選&ジャンケン大会を実施。今年もスポンサーさんからたくさんの協賛品をご提供いただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。
 組み立て式の口径5cm望遠鏡キットやホームプラネタリウム、天体写真カレンダー、会員撮影による天体写真など、今年もたくさんの協賛品が参加者を楽しませました。
 毎年、寒さに震える参加者に無料で振る舞われていた恒例の“豚汁”が、今年から無くなりました。出所は筆者の両親だったのですか、今年の7月、調理師の父が急逝したため、提供できなくなってしまったのです。
 毎年足を運んでいただいているお客様へのご報告ということで、会長からアナウンスがありました。長い間、ご愛顧を賜り、ありがとうございました。
 昨年11月のオーストラリア・ケアンズで観測された皆既日食の観測報告会も行われました。天候などの条件で、観られなかった人もたくさんいらっしゃったとのこと。まさしく“運を天に任せる”という要素も付き物なのですが、それでもやはり皆既日食は独特の魅力があります。
 今年は上空を絶えず雲が行き過ぎ、また冬型による冷え込みに強風の影響が加わって、寒さに慣れない参加者の方々には、少々つらい条件だったことでしょう。24時の第一次解散を待たずに、22時ころから帰宅の途に就く姿が多くなりました。参加者の安全も考慮し、今回は23時をもって一次解散としました。

 来場されたお客様の人数は、今年も200名を超えていた模様。たくさんのお客様に足を運んでいただけたことを嬉しく思います。夜が明けて、会場の撤収作業。例年のことですが、参加者の方々のゴミの後始末などのマナーが非常によく、ありがたく思います。
 今後も皆様のご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
 また、当観望会を開催するにあたり、各方面でご協力を頂いた関係諸機関,各種団体の方々に、心より御礼申し上げます。

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