スターウォッチング in 赤城 2015

開催されました


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 本会では例年、赤城山新坂平駐車場において標記の天体観測会を開催し、
一般市民の方々への天文知識の普及を図っています。
この活動は、天文各誌や新聞社等にも記事として取り上げていただけることもあって、
近郊のアマチュア天文家の観測技術の向上や親睦を深める場にもなっています。
 そして本年も、多数の天体望遠鏡を駆使して、
一般の方々に楽しんでいただけるよう計画し、実施いたしました。
この観望会も、2015年で29回目となりました。



なお、当観望会を開催するにあたり、多数の各種団体,企業,個人等の方々のご協力を頂きました。
この場をお借りして御礼申し上げます。
ご協力いただいた団体は、以下のとおりです


群馬県教育委員会/前橋市教育委員会/赤城山総合観光案内所/県立ぐんま天文台/
上毛新聞社/朝日新聞社前橋総局/群馬テレビ/FM GUNMA/
CST
(コンピューター・システム・テレスコープ)/ギガオプト/サンデンファシリティ/CONTACT/
中村悦子音楽事務所/ホンダドリーム高崎/NPO法人あかぎくらぶ/
アストロアーツ「月刊星ナビ」/誠文堂新光社「月刊天文ガイド」/星の手帖社/
かとう心療クリニック/あづまクリニック/藤岡こどもクリニック  ほか

 10月に入り、連日晴天が続いていましたが、前日から天候が崩れ、その雨が当日の午前中まで残り、おまけに天気予報も芳しくなく……。
 と、心配していたところ、お昼頃から急速に天候が回復。開会行事のあたりまでは、会場は濃い霧に見舞われていましたが、その後は透明度抜群の星空に恵まれました。
 湿気が多く、これまでに例のない無いほどの夜露に悩まされましたが、風も無く、穏やかな夜となりました。今年も百海会長のあいさつで、スターウォッチングin赤城のスタートです。


 今年は月齢4の月が20時前に沈んでしまったため、赤城山ならではの暗い夜空で、肉眼による本物の天の川の観察や、天体望遠鏡を使った天体観望を楽しんでいただきました。
 まずは、レーザーポインターを活用しての星空解説です。
  一般参加者向けに、古代エチオピア王家にまつわるギリシャ神話と星座の解説を行いました。
 また、毎年恒例の“お楽しみプレゼント抽選会・ジャンケン大会”も盛況でした。今年もスポンサーさんからたくさんの協賛品をご提供いただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。
 組み立て式の口径5cm望遠鏡キットや双眼鏡、天文日めくりカレンダー、文房具、お菓子など、参加者を楽しませてくれました。子どもたちも大喜びでした。
 今回で29回目の開催でした。
 一昨年まで、前橋市内の小中学校等にも開催チラシを配布していましたが、多い時で参加者が400人を超えてしまうこともあり、駐車場のキャパシティを大幅にオーバーしてしまう事態もありました。そこで昨年から、事前の広報活動を縮小しています。
 今年の参加者数は、一般参加者のみで102名(受付名簿調べ)でした。あとでわかったことですが、赤城山の麓から見ると、山頂付近は雲に覆われていて、「晴れていないだろうな…と思った」というお話を伺いました。さらに天気予報や、午前中までの雨も手伝ってか、参加人数が抑えられたようです。混雑しなかったことで、参加者はゆったりと過ごせたようです。
 例年のことですが、参加者の方々のゴミの後始末などのマナーが非常によく、ありがたく思います。

 後半は、スポンサーでもあるアストロアーツさんによる天文ソフト“ステラショット”のデモンストレーションも行われました。天文マニア向けのイベントとの位置づけでしたが、そうでない方々も興味深そうにご覧になっていました。
 次々に望遠鏡の向きが変わっては、撮影されて表示される天体の姿に、皆さん、見入っていました。またマニアからの鋭い質問や意見にも丁寧に対応していただきました。
 今回、初の試みで、会員たちが持ち寄った、ポータブル赤道儀の比較会も行われました。それぞれに面白い機能や特色があり、どの機種にも熱い視線が注がれました。
 今後も皆様のご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
 また、当観望会を開催するにあたり、各方面でご協力を頂いた関係諸機関,各種団体の方々に、心より御礼申し上げます。

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