スターウォッチング in 赤城 2017

開催されました


実施案内はこちら

 本会では例年、赤城山新坂平駐車場において標記の天体観測会を開催し、
一般市民の方々への天文知識の普及を図っています。
この活動は、天文各誌や新聞社等にも記事として取り上げていただけることもあって、
近郊のアマチュア天文家の観測技術の向上や親睦を深める場にもなっています。
 そして本年も、多数の天体望遠鏡を駆使して、
一般の方々に楽しんでいただけるよう計画し、実施いたしました。
この観望会も、2017年で31回目となりました。



なお、当観望会を開催するにあたり、多数の各種団体,企業,個人等の方々のご協力を頂きました。
この場をお借りして御礼申し上げます。
ご協力いただいた団体は、以下のとおりです


群馬県教育委員会/前橋市教育委員会/赤城山総合観光案内所/県立ぐんま天文台/
上毛新聞社/朝日新聞社前橋総局/群馬テレビ/FM GUNMA/
CST
(コンピューター・システム・テレスコープ)/ギガオプト/サンデンファシリティ/
中村悦子音楽事務所/ホンダドリーム高崎・前橋中央/
アストロアーツ「月刊星ナビ」/誠文堂新光社「月刊天文ガイド」/
かとう心療クリニック/あづまクリニック/藤岡こどもクリニック  ほか

 10月に入り、週末になると天候が悪くなる周期的な変化が続いていました。晴天に恵まれると“夏日”になるという、秋らしからぬ日も……。そして開催日前日辺りから秋雨前線の影響でまた天候が怪しくなり、当日も含めて数日間は、天気予報を見てもほぼ絶望的な状況でした。
 迎えた当日も朝から曇り。時折小雨がぱらつく天気予報通りの天候。それでも、雨さえ降らなければ、と開催決行です。
 かくして、今年の“スターウォッチングin赤城”のスタートです。
 連日の天候不良や下り坂の天気予報のためか、過去に例の無いくらい、来場者の出足は少なめ。空のコンディションが回復しないまま、会長による開会の挨拶です(左画像)。
     
 ところが、開会行事のころから少しずつ雲が切れはじめ、夏の大三角がうっすらと……。そして土星も!開会のあいさつもそこそこに、土星の観察をあわてて開始。「これ、本物?」「ホントに環がある!」など、子どもたちの歓声が上がりました(右画像)。  
   
 土星を観察しつつ、安定しない天候の回復を待ちながら、当日の星空の見どころの紹介をするのはKu氏。フリーソフト「ステラリウム」を駆使しての解説です(右画像)。
   
 開会20分後くらいの会場の様子(左画像)です。低空にはまだ雲がありますが、ほぼ快晴の状態に。
 夏の大三角がほぼ天頂にあり、天の川が肉眼でもはっきり判るようになりました(下画像)。



★下の画像の撮影データ

カメラ:NikonD90(無改造) ISO3200
レンズ:AF-S Nikkor 18-105mmF3.5-5,6G ED VR(18mm F3.5)
露出20秒 三脚使用による固定撮影
   
 毎年恒例の“お楽しみプレゼント抽選会・ジャンケン大会”も盛況でした。今年もスポンサーさんからたくさんの協賛品をご提供いただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。
 参加者が少なめだったため、参加者のほぼ全員に何かしらのグッズをプレゼントすることができたようです。組み立て式天体望遠鏡や天文日めくりカレンダー、天体下敷きや鉛筆などの文房具、お菓子、ポスターなど、参加者を楽しませてくれました。子どもたちも大喜びでした。
   
 8月に起こったアメリカ皆既日食の観測報告会プレゼンテーションはHA氏。4Kカメラによる皆既中の映像は、ため息が出るほど。同じサロス周期の皆既日食は、18年後の9月2日に、日本・北関東・群馬・前橋で!! 赤城山も中心線に近い!晴れてくれますように……。心は早くも18年後に……。でもそれまで待てない人も……。
 今年の参加者数は、一般参加者のみで33名(受付名簿調べ)でした。夜半には天候が悪化し、そのまま回復しないまま、一般参加者の方々はすべて家路につかれたため、“お開き”となりました。
 日中から天候に恵まれなかったことはたいへん残念でしたが、それでもたくさんの方々に足を運んでいただけたこと、心より嬉しく思います。
 また来年、お会いしましょう!!

 今後も皆様のご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
 また、当観望会を開催するにあたり、各方面でご協力を頂いた関係諸機関,各種団体の方々に、心より御礼申し上げます。

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