ブリスベン

1992年12月31日。エアーズ・ロック(Ayers Rock)を後にした我々は、アリス・スプリングス(Alice Springs)を経由して、空路ブリスベン(Brisbane)に向かった。
 
キングジョージスクェアの時計台
まずは空港のレンタカーHertzのカウンターへ。当初、ブリスベンからシドニーまでレンタカーを利用する予定でいたが、連日の天体写真撮影とアウトバックの観光で、疲労がたまっていた。そこで急遽予定を変更。長距離バス(グレイハウンド)を利用することにした。Hertzのカウンターでその旨を伝え、市内のブリスベン・トランジットセンターへ。
今度のレンタカーはFarcon。何と3,900ccだ。ブリスベン市内の何とややこしいことか。道が分からず、2時間ほどクルマを運転しただろうか。やっとの思いでトランジットセンターを見つけ、バスのチケットを手に入れた。出発は翌日深夜。
バスのチケットを手に入れ、宿を探して落ち着いた。外国で迎える、初めての大晦日である。
宿に荷物を置き、我々は徒歩で市内に遊びに出た。
大晦日の夜。人々は夜通し騒ぐのだという。市内のいたるところがライトアップされ、クリスマスツリーや時計台が夜空に柔らかく浮かび上がっていた。市内の歩行者天国では、バンドの演奏などで盛り上がっていた。
ブリスベン川の夜景 歩行者天国での催し
 
翌朝8時頃に起床。久々にゆっくり眠った。宿をチェックアウトし、長距離バスの出発する深夜までは、レンタカーによる近郊のドライブ。ブリスベンからハイウェーを南下し、クーメラ(Coomera)の街へ。目指すは『ドリームワールド』

ドリームワールドでさんざん遊んだ後、サーファーズパラダイスにもちょっとだけ立ち寄り、空港でレンタカーを返却してトランジットセンターへ。日程的にゆとりがあれば、もう少しゴールドコーストを楽しみたかったな……。

23時30分。長距離バス・グレイハウンドに乗車。シドニーまで約18時間の旅……。いつの間にか眠ってしまったが、深夜3時頃目が覚めた。見ると24時間オープンの店で休憩。運転手さんも食事。空に目をやると、南十字星は何とか見えたが、大小マゼラン雲は無理。やはり空が明るい。10時20分。何度目の休憩だろう。ハンバーガーとシェイクでブランチ。17時30分頃。シドニーのバスターミナルにようやく到着。タクシーを拾って空港に向かい、レンタカーを手配した。後半のシドニー観光のスタート。
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