最近の出来事
《2013.1.1〜》

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2000年12月6日〜2001年12月31日

2013.12.3. Tue. 先日の勤務終了後、2泊で京都に行って来た。父の供養のために、「写経」をしてきた。旅行予算も充分な休日も無かったので、高速道路の休日割引と深夜割引を利用しての移動。日付が変わるのを待ってインターチェンジを出たのは今日の未明。まさに“弾丸”である。とにかく雪が降らなくてよかった。般若心経を2枚。1枚はお寺に納め、1枚は父の仏前に供えた。一心に文字を書くというのは不思議な感覚がする。意味の解らない初めて見るような文字もチラホラ。だが不思議な感覚が残るのだ。いい体験をできたと思う。
2013.11.29. Fri. アイソン彗星の近日点通過の朝。日本時間では未明の出来事であったが、太陽近傍にある“明るくなった彗星の姿”を長焦点でねらおうと、かねてから計画していた。日の出とともに撮影開始。ピントも構図も、太陽を写野に入れないための対策もOK!!のはずだった…。「無い……。写らない。」2007年1月のマックノート彗星の時の興奮を再び味わいたいと期待していたのだが……。いったい何が…??以前からささやかれていた少しの心配が現実のものとなった。アイソン彗星が崩壊・消滅したらしい。SOHOの画像でも確認したが、太陽に最接近するその直前あたりから、彗星頭部のイメージが怪しい。その後、通過した後の彗星の姿も追ったが、拡散したさびしい姿に変わり果ててしまった。12月に雄大な姿に出会えると期待していたのだが……。期待や予想や想定通りには行かないものだ……。 
2013.11.24. Sun. 今朝もアイソン彗星をねらった。地平高度数度での撮影では、さすがに低空の電線が邪魔になった。昨日に輪をかけて撮影は困難。今朝は4秒露出を6枚コンポジット。近日点通過ではもう見納めだ。立派な姿に変身してくれることを願う。
2013.11.23. Sat. アイソン彗星近日点通過目前。薄明の空に埋もれそうになる姿を短時間で撮影せざるを得なくなってきた。ガイド鏡にガイド星を導入する時間も無いが、そもそも写野の近くにガイド星に使えそうな星が見える状態ではない。当然メトカーフガイドは不可能。今朝は30秒露出を8枚コンポジット。頭部が随分と膨らんでいる感じ。遠方の地平線近くに電線があり、それも撮影には邪魔になる。もうそろそろ撮影が厳しいか……。
2013.11.22. Fri. アイソン彗星は太陽にますます近づき、地平高度が高い状態での撮影がいよいよ難しくなってきた。薄明中での撮影で、撮影に掛ける時間も長くできなくなってきた。それでも彗星の動きに合わせたメトカーフガイドをしないと、写野から彗星が出てしまう。薄明中では、満足なガイド星を見つけることが難しくなってきた。近日点通過まであと1週間!!頑張れ、アイソン彗星!!
2013.11.16. Sat. 数日前にアイソン彗星が増光。連日、晴れてさえいれば撮影を続けているのだが、今朝のアイソン彗星は格別だった。低空の透明度が良かったのも手伝ったのであろうが、尾の複雑な構造が写ってくれた。ε-160とデジタル一眼レフカメラによる広写野の画像も撮影しているが、彗星頭部付近のクローズアップはなかなか迫力がある。
月齢の関係から、そろそろ撮影時に月明かりの影響を受けるようになってくる。明朝あたりが、11月中に好条件で撮影できる最後か……。月明かりに負けないくらいアイソン彗星が成長してくれることを期待したい。
2013.11.5. Tue. 夜勤明け。全国的に高気圧に覆われると見越して、今朝も未明から撮影準備をはじめ、撮影を行ったが、途中で薄雲が弘がてしまった。これまでモノクロ画像のみで済ませていたのだが、そろそろRGBの色情報も取得してカラー画像に仕上げようと思い、フィルターを入れ替え……。曇られた。どうもL画像を取得しているときに既に薄雲が出ていたらしい。それでもL画像のみで画像処理をしてみたのだが、何やら画面の右寄りのところに、縦に走る妙な“模様”。これは何だろう?ダーク処理やフラット処理の影響ではなく、ライトフレームに出ている。画像処理後の写野が広く取れるようにと、今朝はメトカーフガイドで撮影したのだが、そのせいだろうか。恒星時追尾で撮影してコンポジットすると、彗星の移動分だけ画像が狭くなるのだが、仕上がりはそのほうがいいのかもしれない。原因は何だろう??カメラの故障でなければいいが…。
HP来訪者81,000人達成。
2013.11.1. Fri. 今日から11月。ここ数日、晴天に恵まれたこともあって、アイソン彗星の撮影が続き、いささか寝不足気味。半月前と比べると、随分と立派になってきたことが判る。近日点通過まで1か月を切った。今日から、日心距離が1AUを切り、地球軌道の内側に入った。イオンテイルの発達が待ち遠しい。相変わらずTOA-150屈折鏡筒と冷却CCDカメラBJ-41の組み合わせでの撮影を続けているが、そろそろ写野から尾がはみ出すような姿になってくれないかと期待だけは膨らむ。
2013.10.23. Wed. 台風27号が日本列島に接近中。前回の伊豆大島などで甚大な被害をもたらした26号と似たような経路だ。大きな被害が出なければいいが…。今年は台風の接近回数が多いだけでなく、天候不順も続いている。すっきりと晴れる日が少ないように感じるのは筆者だけだろうか。10月に入ってからも最高気温が30度を記録する日があったかと思うと、ここ数日は急に朝晩冷え込むようになってきた。いや、むしろ今が平年並みなのか。ぐずついた天候が続いている間に月齢も大きくなってしまい、明け方のアイソン彗星をねらうには月明かりが邪魔な時期に入ってしまった。それでも近日点通過まで40日を切った。晴れたら撮っておきたいな。
2013.10.14. Mon. 一昨日以来、2日ぶりのアイソン彗星の撮影。今回も冷却CCDカメラBJ-41LをTOA-150に取り付けての撮影。昨日はスターウォッチングin赤城2013の会場撤収の後、午後から夜まで勤務だったので、ちょっと疲れ気味だったが、撮影条件のいい時には撮っておきたい。連日、季節外れの“残暑”で気温が高めだったのだが、急に涼しくなった。その冷え込みのせいか、今回はピントがやや甘くなったような気がする。やはり毎回、ピントは確認するべきか。心なしか、一昨日よりもやや尾が長くなったような気が……。気のせいか?頑張れ!!アイソン彗星!!
2013.10.13. Sun. スターウォッチングin赤城2013無事終了。前日の午前中までの雨も止み、天候は急速に回復。昨日は朝から青空が広がった。しかし、冬型の気圧配置が強まり、またここ最近の残暑(と言っていいのか?)も手伝ってか、夜の冷え込みが厳しく感じられた。それに加えて強風。寒さに慣れない方々にはつらかったことだろう。それでも200名ほどの参加者があり、今年も盛況のうちに終わらせることができた。ご協力をいただいた関係各方面の方々に、心より御礼申し上げます。
2013.10.12. Sat. 約3週間ぶりにアイソン彗星を撮影。今回も冷却CCDカメラBJ-41LをTOA-150に取り付けての撮影。10月に入って、明け方の月明かりの影響を受けずに済む時期になっていたのだが、いかんせん天候に恵まれなかった。フラットフレーム処理もしてあるので、前回よりはきれいな画像になった。左の画像はトリミング無し。1分露出のコマを彗星頭部を基準に25コマ加算コンポジットしたもの。
いよいよ今夜はスターウォッチングin赤城2013の本番。昨日の午前中までの雨も止み、中止にはしなくて済みそう。晴れてくれますように…。
2013. 9.30. Mon. 先週の土曜日であるが、国立天文台・三鷹キャンパスを会場に開催された『ユニバーサルデザイン天文教育研究会』に参加してきた。以前製作した“ユニバーサル天体望遠鏡”についての後援依頼を受けてのこと。実機を持ち込んでのデモンストレーションも実施。以前、天文教育普及研究会等でも紹介をさせていただいのだが、今回は研究会の趣旨も手伝い、普段、天文分野に全く関わり合いの無い方々の目にも触れる機会となり、なかなかの関心を示していただけたようだ。実際に障がいをお持ちの方々のご意見も聴かせていただくことができ、参考になっただけでなく、励みにもなった。貴重な発表の機会をいただけたことに心より感謝申し上げる。
2013. 9.18. Wed. 11月下旬に近日点通過を迎えるアイソン彗星を、久々に狙ってみた。今回は冷却CCDカメラBJ-41LをTOA-150に取り付けての挑戦。満月直前ということもあって、日の出直前、西の地平線に明るい月が没するのを待っての撮影。フラットフレームを撮影していないので、ゴミの影が目立つ。画像の中心部分をトリミングして掲載した。ここ最近のアイソン彗星の動向はあまり芳しくない。期待通りに大きく明るく成長してくれるといいのだが…。
2013. 9.16. Mon. 台風18号の接近,上陸で、各地で大きな被害が続出。未明の強風は凄まじかった。驚いたのは、京都・嵐山周辺の浸水。渡月橋もあわや増水した桂川に流されてしまうのではないかと思われるほど。それから、県内みどり市・笠懸町の突風被害。恐らく竜巻か。まさかこんなに身近なところが竜巻の被害に見舞われるとは。これも異常気象なのか?
2013. 8.24. Sat. 四十九日の法要と納骨を無事に終了。思えば怒涛のような1か月半だった。墓地の確保やら石屋さんへの墓石手配やら、ここには書けないものも含めて、よく間に合ったという感じ。親戚をはじめ、たくさんの方々にお世話になった。少しホッとしている。しかし、後始末はまだまだ続くのだ…。
2013. 7.27. Sat. “ぐんま天文台夏祭り”無事終了。関係団体の誘致・協力の取り付けや物品の準備など、思い返せばいろいろなハードルがあったが、大きな問題も無く終了できた。夕方からの雷雨で、夜間の天体観望会は出来なかったが、今後に向けての道筋は作れたように思う。ご協力いただいた方々に、心より感謝申し上げる。
左は、今回のイベントのために駆けつけてくれた、群馬県のマスコットキャラクター・ぐんまちゃん。
2013. 7.15. Mon. 父が逝った。先日7月11日。突然の知らせ。畑で倒れた。心臓の発作らしい。13日に通夜、昨日14日に告別式。父との思い出を振り返るゆとりなど無く、慌ただしい日々が過ぎた。連日ほとんど眠れなかった。これからやらなければならないことが山ほどある。一つ一つ片付けていくしか無いな。
思えば、父が過ごした青春時代は戦中・戦後。家族を持ってからも、生活のために休む暇も無く働き詰めの半生だったろう。仕事を辞めて、ようやく好きな畑いじりができるようになり、息子の心配をよそに、炎天下での作業も苦にせず、毎日のように畑に出かけていた。80歳を過ぎてもクルマを運転した。本人にしてみれば、それらが健康の秘訣だったのだろう。検死でお世話になったお医者さんの言葉。「とても87歳には見えないガッチリした体格。」何よりもの褒め言葉だ。畳の上で死ぬことはできなかったが、泥と汗にまみれ、大地の上で、日の光を浴びながら往生を遂げたのは、いかにも父らしい。本人は本望だったのではないかと息子は思いたい。ただ、あまりにも突然の死。「ありがとう」の一言ぐらい、生きているうちにちゃんと言ってあげたかった。
2013. 7.10. Wed. “天文台夏祭り”の準備もほぼ順調に進み、本番まであと2週間あまりとなった。本番はもちろんそれなりに忙しいのだろうが、大変なのは各方面との折衝・打ち合わせなど、準備の段階。どうにか見通しが立った。5月から連日のように続いていた「天文授業サポート」の業務も、今日でようやく一段落。明日から早めの夏休みをいただく。新月期だ。例年、7月下旬から9月半ばまで忙しい日々が続き、まとまった休みが取れないのだ。今年はどうにか……。
2013. 6.16. Sun. 福島県田村市・星の村天文台で開催された「第43回彗星会議」に参加してきた。上司や同僚の薦めもあったのだが、なかなか中身の濃い時間を過ごさせていただいた。日中の口頭発表はもちろん、夜の懇親会も、非常に充実したものとなった。先日お世話になった、台長・大野裕明さんや国立天文台副台長・渡部潤一先生たちと酌み交わしたお酒は格別。ぐんま天文台の職員としても、ポスター発表を実施。その道に詳しい面々から、いろいろな有難いご指導をいただくことができた。外部との交流は、大きな刺激を与えてくれる。
2013. 5.25. Sat. 群馬星の会創立50周年記念の祝賀会を開催。前半は、群馬県生涯学習センターのプラネタリウムホールを会場とした、福島県田村市・星の村天文台台長・大野裕明さんの記念講演会。その後前橋市内のホテルに会場を移しての記念祝賀会。筆者は司会を務めた。50年間の会の歩みを、映像を交えて振り返り、会は終始笑いにつつまれ、和やかな雰囲気で進行。充実した一日であった。お世話になった関係各方面の方々に感謝。
2013. 5. 2. Thu.
ゴールデンウィークを迎え、世は明日から4連休。当然自分は仕事である。パンスターズ彗星の撮影はまだまだ続いている。連日観ているとその変化は少しずつなのだが、ダストテイルはますます広がり、徐々にアンチテイルの姿がはっきりしてきている。宇宙空間でのダストテイルの広がりの様子が、立体的な動きとして見えてくるような感じである。
以前から温めていた考えなのだが、本日正式に新規イベントを書面で提案。果たしてうまく計画が進むか。チャレンジである。
群馬星の会、本日で創立50周年である。25日(土)は記念祝賀会。
2013. 4.19. Fri. 中古で譲り受けたMIZAR製AR-1赤道儀に手を加え、片持ちフォークマウントに仕立てた。仕事の合間を見ての作業だったので、時間が掛かったが、それはそれで楽しい時間を過ごせた。
この赤道儀の初期タイプの特徴は、極軸が架台下部から分離でき、カメラ三脚に取り付け可能なこと。筆者も高校時代に購入したものを、いまだに大切にしている。そのAR-1の極軸部分のみを残して赤緯軸を切断。旋盤やフライス盤を使って切削し、さらにアルミ板を加工して、BORGの簡易赤道儀のフォーク部を流用して取り付けてみた。モータードライブは、ビクセンGPシリーズなどに使われているパルスモーターをメーカーから直接取り寄せ、アルミの薄板で自作したケースに収めて作った。平ギヤはビクセン製のものを流用。AR-1のウォームネジの軸径は7.5mmなので、そのままでは平ギヤが入らない。旋盤でギヤの軸穴を広げる加工をした。コントローラーは、アイベル製のCD-M1+を新規購入。これを、ソーラーパネル充電式のUSB電源(スマートフォン充電用)につなげて駆動できるようにした。
搭載している鏡筒は、MIZAR製GT68型屈折鏡筒の鏡筒とフード等を再利用して自作した短焦点鏡筒。対物レンズはタカハシFS-60のものを使っている。接眼部は自作の直進ヘリコイド。旋盤の加工作業に慣れるために製作に挑戦したものだ。
実はこの改造、本来はポータブル赤道儀に仕立てるのが目的だった(写真右)。最近、非常にコンパクトな赤道儀が市販されるようになり、筆者も魅力を感じているのだが、“購入”までは決心がつかない。そこでどうせなら自分だけの機材を作ってしまえ、と考えた次第だ。さて、どれだけ遊べるか……。追尾精度は??
勢い余って片持ちフォークにまで発展させたが、これならちょっとした海外遠征にも使える。特に日食観測には便利かもしれない。電源はソーラー発電式だし。なぁ〜〜んて、今から夢だけは無限に広がるのである。

2013. 4. 8. Mon. 4月になってから、パンスターズ彗星の撮影時間帯が未明に変わった。晴れていさえすれば撮影しているのだが、さすがに睡眠が不規則になる。夕方以降の撮影なら、天候を見て撮影あるいは断念すればいいのだが、未明の撮影は、一旦目を覚まして空の様子を確認しなければならない。いずれにしても起きるのだ。下手をすると、撮影後に目が冴えてしまって朝まで眠れなくなることもある。気を付けねば。当の彗星はどうかというと、相変わらずイオンテイルは目立たないが、ダストテイルがかなり広がってきて、アンチテイルの発達が見込めそうな感じになってきている。ぐんま天文台の館内で、パンスターズ彗星の連続撮影の画像展示を実施している。さて、いつまで継続できるやら…。
2013. 4. 1. Mon. 本年度も引き続き、ぐんま天文台勤務。これで6年目を迎えることになった。今年度も自分に出来る事をしっかりとやっていきたい。
2013. 3.11. Mon.20130311パンスターズ彗星 昨日に続いて晴天に恵まれ、パンスターズ彗星を撮影。昨日の砂嵐の影響で、ドーム内はひどい砂埃状態だった。今日は仕事が休みだったので、日中のうちに大掃除しておいた。機材の掃除もそれなりに…。
昨日の撮影で、期待したほど尾が伸びていないことが判ったので、今日はTOA-150(1100mm)直焦点で狙ってみた。昨日に比べると風も弱く、透明度もまずまず。それなりにじっくり取り組めた。左の画像は34コマをコンポジットしたもの。ノートリミングである。画角は昨日同様、赤径・赤緯方向を合わせてある。しかし……、画像を処理して気付いたのだが、画面のゴミが目立つ。事前の試し撮りでは気付かなかったのだが…。どうやら昨日の砂嵐の影響らしい。ブロアだけじゃダメか?念入りに掃除しないと…。でもゴシゴシしたくないな…。
2013. 3.10. Sun.20130310パンスターズ彗星 数日前から狙っていたパンスターズ彗星をようやく撮影することが出来た。今日が近日点通過。ここのところ急に春めいてきて、春霞やら黄砂(?)やら、西の低空の透明度が良くなかった。日中、寒冷前線が通過し、ぐんま天文台ではお昼ごろに短時間ではあるが雪が舞った。冬型の気圧配置になると判断し、1時間ほど有給休暇を取り、撮影にチャレンジした。だが、待っていたのは物凄い強風と砂嵐。まともにドームのスリットを開けていられない状態。構図を組んで、半分だけスリットを開けて撮影してはスリットを閉め…の繰り返し。徐々に薄明の空が暗くなっていく中で、適正露出を見つけるのに苦労した。左の画像は、口径16cm,530mm(タカハシ製イプシロン160)にNikon D90(ISO400)を付けて撮影した24コマをコンポジットして画像処理し、中央部分をトリミングしたもの。画角を赤径・赤緯方向で合わせてある。画面上が北。期待したほど尾が伸びていない。それにこの背景ではイオンテイルも写らないか…。
2013. 2.16. Sat. 先日来話題になっていた、小惑星2012DA14の撮影に挑戦。未明から薄明までほとんど休まずにチャレンジし、何とかモノにできた。200oの望遠レンズ(ズーム)に一眼レフデジタルカメラを取り付け、ISO感度を6400まで上げ、1秒露出,1秒インターバルで連続撮影し、動画に仕立てた。6等台まで明るくなるかもしれないとの予想もあったが、期待したほど明るくなってはくれなかった。それでも、小型の双眼鏡で視認できた。高解像度の動画は、ぐんま天文台のwebページにアップされている。
2012. 2.5. Tue. 秋に明るくなると期待されている C2012 S1 ISON彗星の撮影に挑戦。まだ15等級前後と見積もられているので、写ってくれるものかどうか試しのような撮影だったが、動画にしてみるとその移動もよく分かる。TOA-150にレデューサーを付け、冷却CCDカメラBITRAN BJ-41Lにて撮影してみた。けっこう写るものである。次回はメトカーフガイドで、尾の描出にチャレンジしてみたい。この彗星、長く楽しめそう。
2013. 1. 1. Tue. 2013年スタート。暮れから満月期ということもあって、この年末年始は撮影お休みである。2012年は天文現象当たり年であったが、今年はどうであろう。8月のスピカ食をはじめ、いくつかの注目現象がある。いい1年になりますように。